こんにちは、こいのぼりの松田です。
今回は医療費控除による還付額の求め方についてお話しします。
まずはお手元に源泉徴収票をご用意ください。
源泉徴収票に記載されている「給与所得控除後の金額」から「所得控除の額の合計額」を引いた金額があなたの「課税所得の金額」になります。
その課税所得の金額をもとに、以下の国税庁のHPより自身の所得税率を求めることができます。
■国税庁 「所得税の税率」
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2260.htm
所得税率が分かりましたので、実際に具体的な数字を例にあげて還付額を出してみましょう。
(例)
課税所得の金額 400万円
所得税率 20%
支払った医療費の合計 50万円
保険金で補填された金額 20万円
まずは医療費控除額を計算するために、医療費から保険金と10万を引きます。
50万円-20万円-10万円=20万円
医療費控除の額が20万円だと分かりましたので、それに所得税率をかけます。
20万円×20%=4万円
これで実際の還付額は4万円であると求めることができました。
還付の手続きは確定申告(サラリーマンの方は還付申告)で行います。
医療費の領収書など必要な書類を用意し、「確定申告書」と「医療費控除の明細書」を作成し税務署に提出することで手続きを行うことができます。
医療費の大半は保険金などで補われますが、それでも大きな負担が残ることがあります。
医療費控除の申告を行わなければ、還付されるはずの金額をそのままそっくり失ってしまうことになります。
医療保険と医療費控除をしっかり活用することで、病気やケガに負けない暮らしを手に入れていきましょう。