こんにちは、こいのぼりの松田です。
「金融リテラシー」という言葉をご存知でしょうか。
「金融リテラシー」とは、金融や経済に関する知識や判断力のことで、
社会の中で経済的に自立して生きていくために欠かせないものです。
日本は諸外国に比べて金融リテラシーが低いという調査結果が出ていますが、
それは学校や家庭でお金の教育を受ける機会が少ないからだと言われています。
何故金融リテラシーを身に付ける必要があるのか、それは私たちが安心かつ豊かな生活を送るためです。
子供から高齢者まで金融との関わりを持つことは避けられません。
出産、進学、就職、結婚、老後と様々なステージで貯蓄・住宅ローン・保険加入・資産運用といった金融商品と関わることになります。
つまり、金融リテラシーを身に付けるということは「生活スキル」を高めるということになります。
金融経済教育研究会が「最低限身に付けるべき金融リテラシー」として4分野・15項目を掲げています。
ここで全てはご紹介しませんが、調査の結果日本人のリテラシーが低かったものとして「生活設計:ライフプランを明確にすること」という項目があります。
これは、今後必要となるお金(結婚費用、老後費用など)の金額を把握できていない人が多かったということです。
「いつ・いくら」お金が必要となるのかという生活設計を立てることは、お金の貯め方や運用の方法、金融商品の選び方を考える際にとても役に立ちます。
金融リテラシーはお金と上手に付き合うためにはとても重要なものですが、お金に関する知識や判断力は一朝一夕で身につくものではありません。
そして自分1人だけではなく、家族みんなで身に付ける必要があります。
お金についてオープンに話をすることに抵抗を感じる夫婦もいるかもしれませんが、
普段からお金の話が出来ていれば独断で高リスクな金融商品に資金を投じてしまったというような失敗の可能性を減らすこともできます。
子どもにお金について教えることも大切なことです。
「具体的に何を教えたらいいか分からないよ」という方には金融経済教育推進会議の「金融リテラシー・マップ」というものがあります。
年齢別にどういった教育をすべきかが書いてあり、お金についてどのくらい込み入った話をするべきかという目安になるかと思いますので是非参考にしてみください。