こんにちは、こいのぼりの松田です。
今日は「お金」についてのお話しです。
昨今では、「貯金していてもお金の価値は減る」と言われていますが、これはどういうことなのでしょうか。
実は今から30年前、1990年代の日本の金利は4%程度でした。
それは、今預けているお金が(複利効果等もあり)17年後には2倍になることを意味する利率でした。
しかし現在では日本の金利はほぼ一律で0.001%と、かつての1/4000に縮小しています。
お金を銀行に預けていてもほんのわずかな利子しかつきません。
しかし、それなら何故「貯金していてもお金の価値は減る」、つまり将来的にはマイナスになると言われるのでしょうか。
これにはインフレと言われる現象が関係しています。
インフレとは簡単に言うとモノの価値が上がり、お金の価値が下がることです。
例えば、これまで1,000円で買えたものが、1,200円に値上げされたとします。
同じものを買うためにより多くお金を払う必要があり、それはお金の価値が下がることを意味します。
将来的には日本はいつインフレになってもおかしくないと言われています。
身近に考えてもコンビニやスーパーの生活必需品、食料品などの値上げもダイレクトにお金の価値を下げてしまうことを意味します。
「全て銀行に預けるだけ」では大切な資産を守れる時代ではなくなって来ています。
お金の価値を減らさないためには、正しいお金の知識と金融リテラシーを持つことが大切です。
NISA等の少額投資やiDeCo等の個人年金、貯蓄型保険等も積極的に活用するなど、新たな選択肢を持っておいたほうが良いでしょう。