こんにちは、こいのぼりの松田です。
先日発表された4月の消費者物価指数は、前年同月比で2.1%上昇したとのこと。
いわゆる『インフレ』状態にあるということです。
ニュースや新聞でしか聞かない言葉ですが、インフレとはいったいどういうものでしょうか?
インフレとは、私たちが普段買っている日用品やサービスの値段(物価)が上がることをいい、「良いインフレ」と「悪いインフレ」があると言われます。
「良いインフレ」とは、景気の拡大をともなうインフレのことであり、賃金の上昇や経済成長など、全体的に消費者の需要が活発になった状態で物価が上昇する状況のことです。
一方、「悪いインフレ」とは、費用の増加に起因して値段が上昇するインフレのことです。
企業は、物流や原材料などのコストの上昇分をカバーできるほど販売が伸びないままなので、業績が悪くなり、社員の給料を増やせません。
身の回りの商品だけが値上がりして消費者を圧迫する悪循環になり、生活は苦しくなります。
冒頭で触れた現在のインフレは、残念ながら「悪いインフレ」です。
新型コロナウイルスの流行や、ロシアのウクライナ侵攻など世界情勢が不安定になる中、世界中でこの「悪いインフレ」が進んでいます。
世界規模の大きな流れに対して、私たちが対抗するのは非常に難しいです。
お金の価値が下がっている状況では、預貯金でお金を眠らせるだけではなく、投資により積極的にお金を働かせることが重要です。
財布を守るために、「攻めの家計」を心がけましょう。