「タワーマンション節税」という言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?「タワーマンション節税」とは、購入価額(時価)と相続税評価額の開きがとりわけ大きくなるので、この開差を利用した節税方法です。
タワーマンションの購入価額と相続税評価額には、平均で約3倍の乖離があるといわれていますので、例えば、2億円の時価のタワーマンションを購入した場合、相続税評価額は約7,000万円で評価されることになります。なかには、2,000~3000万円(10~15%)ぐらいで評価される例もあるようです。
一方でリスクもあります。
①マンション価格の下落で損をすることがある。
②税法の改正で課税強化が図られる。
③あからさまな節税対策で購入された物件に対しては、税務署に否認される可能性がある。
などです。
2017年の税制改正で、高層マンションの固定資産税が変更され、タワマン節税が難しくなってきているといわれます。たた、相続財産が大きく(1億円以上~)、相続直前・直後に売却しないで済むような方であれば、大きなメリットは変わらずにあるといえます。充分な余裕資金をお持ちなら、検討の価値は残されています。