こんにちは、こいのぼりの松田です。

今回は法人化に関するお話です。

個人事業主として働いている方は、法人化することで様々な恩恵を受けられる場合があり、その最大のメリットは、「（一定額以上の所得であれば）税負担が軽くなる」という点が挙げられます。

個人事業主で所得が年間900万円を超えた場合、所得税率は33%以上となりますが、法人の場合は800万超の所得に課せられる法人税が原則23.2％と、かなりの差があるのです。

そしてもう１つ見逃せないメリットとして「社会的信用の向上」があります。法人化することで取引できる企業が増えたり、資金調達もしやすくなるため、業務拡大を考えている人にとっても法人化は有力な選択肢です。

さらには、法人＝会社のことですから
『お仕事何されてるんですか～？』
「一応会社経営してます。まあ小さいんだけどね（社員は自分だけ）」
といったやりとりもできるようになります。

他にも細かい部分で恩恵はありますが、法人化のためには約25万円の費用（株式会社の場合）や煩雑な手続きが必要なうえ、法人化後の事務作業も増えるというデメリットもあるため、「どちらがお得か」については最終的に「人による」ということになります。

一般的には「所得が800万円を超えたら法人化検討のタイミング」とされていますが、事業形態によってベストなタイミングは異なりますので、一度税理士に相談してみましょう。