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競馬で儲けたら税金がかかるの?

古高…こいのぼり会計事務所の代表。広島愛が強い。
松田…同事務所の社員。古高は大学の先輩でもある。

松:古高さん競馬やったことあります?

古:ないね。なんで?

松:友達が万馬券当ててうらやましいなと思って。僕もやってみようかな。

古:ええんじゃない。今はスマホで馬券も買えるしね。ただ、馬券たくさん当たると税金がかかるから気をつけんさいよ。

松:マジですか。

古:競馬の払い戻しは基本的に「一時所得」になるから、払い戻しの合計が50万円を超えた場合は税金を払わないといけんのよ。

松:じゃあ勝ち過ぎてもあまり嬉しくないですね。

古:ちなみに、課税対象は「勝ち額」じゃなくて「払い戻し」なので、トータル負けてても課税対象になるからね。

松:あ、「外れ馬券は経費にならない」って聞いたことある。

古:そう。一応「営利を目的とする継続的行為」に該当すると国税庁が判断したら、「雑所得」扱いになって外れ馬券が経費にできるけど、基本的には無理だと思っといた方がいい。

松:厳しいなあ…。でもバレなきゃ大丈夫ですかね?

古:会計事務所のスタッフが絶対に言ったらダメな発言だからなそれ。それに、ネットでの馬券購入は税務署も把握しとるよ。

松:なるほど、競馬場で直接馬券を買えばバレないと。

古:銀行口座の入金から発覚するケースもあるから。というか、脱税は立派な犯罪だから、やるならちゃんと申告しろ。

松:分かりました。競輪にします。

古:一緒じゃ。



                 

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