古高…こいのぼり会計事務所代表。広島愛が強い。
松田…同事務所の社員。古高は大学の先輩でもある。
松田:古高さんって資産運用されてるんですか?
古高:そらしとるよ。ポートフォリオを組んでな。
松田:ポートフォリオ…? あ~なるほどですね~
古高:分かってない時の相槌やん。資産運用ポートフォリオっていうのは、資産運用の組み合わせのことよ。例えば、松田は資産ってどうしてる?
松田:銀行に微々たる預金があるぐらいですね。
古高:貯金せえよという話はさておき、その場合は「松田のポートフォリオは銀行預金が100%を占める」ということになるな。でもこれだと、日本でインフレが起きて物価がめちゃくちゃ上がったらキツいよな?
松田:ジュース1万円とかになったら終わりですね。
古高:でも、その時に松田の資産の一部が預金ではなくて外国の株式や債権だったら、インフレのダメージも減らせるわけだ。そんな感じで預金以外にも国内外の株式や債権、不動産などに資産運用先を分散させることで投資のリスクを抑える。これがポートフォリオを組む目的だな。
松田:なるほど。でもどうやって組めばいいんですか?
古高:その人の資産状況次第だけど、リスクを抑える目的なら異なる性質の資産を選ぶべきだな。同じような商品に分散しても共倒れの可能性があるから。
松田:え、UFJ、みずほ、三井住友に分散して預金しようと思ったのに。
古高:それはただの銀行マニアだから。