古高…こいのぼり会計事務所代表。広島愛が強い。
松田…同事務所の社員。古高は大学の先輩でもある。

松田：最近知ったんですけど、オリンピックでメダルを取ると報奨金が貰えるんですね。

古高：そうよ。各国のオリンピック委員会が出してるものだから、金額は国によって違うけどな。日本は金メダルで500万円だっけ？

松田：ですね。パラリンピックは300万円ですけど、どっちにしても少ないよなあ。

古高：まあオリンピックはお金のためじゃないしな。それに、金メダル取れたらその後の仕事で稼げるやろ。

松田：しかも、報奨金ってことは一時所得になるから、課税対象ですよね？ 500万ってなると税金で結構取られそうだな…。

古高：確かに普通の賞金や報奨金は課税対象なんだけど、オリンピックやパラリンピックの報奨金は日本では例外的に非課税なんよ。

松田：あ、そこは特別扱いしてくれるんですね。

古高：栄誉を称えて、ってことやな。ちなみにノーベル賞の賞金も、日本では基本的に非課税になるぞ。経済学賞だけは賞金の支払い元が違うから現状対象外だけど。

松田：ちなみにノーベル賞って賞金いくらですか？

古高：2023年は1.5億円ぐらいかな。

松田：金メダル30個分じゃん！

古高：そういう計算はアスリートに殴られるぞ。

松田：それだったら金メダルじゃなくて、ノーベル賞狙ったほうがコスパ良さそうですね～。

古高：ノーベル賞受賞者にも一発ずつ殴られてこい。