古高…こいのぼり会計事務所代表。広島愛が強い。
松田…同事務所の社員。古高は大学の先輩でもある。
松田:会社員の友達が動画編集の副業を始めるらしくて、「何か気をつけることってある?」って聞かれたんですよ。
古高:仕事柄そういう質問もされるやろな。
松田:なので「本業に影響が出ないようにね」って伝えたんですけど、返信ないんです。
古高:子供でもできるアドバイス! 他にあるやろ、確定申告が必要になるよ、とか。
松田:はあ。
古高:一応聞くけど、副業でも確定申告が不要なケースがあるのは知っとる?
松田:いいえ。
古高:だと思ったわ。基本的にはその年の副業所得が20万円以下なら確定申告はいらない。ちなみにここでの「所得」は、アルバイトなら給与から給与所得控除額を引いた金額、フリーランスなら売上から経費を引いた金額のことだな。
松田:なるほど、20万円売り上げても、編集ソフトに5万円使っていたら確定申告は不要と。
古高:そういうこと。ただしその場合でも住民税用に別の申告は必要だから、そこは要注意だな。あと、フリーランスで源泉徴収された報酬を受け取っている人は税金が返ってくる可能性が高いから、所得が20万円以下でも確定申告した方がいいぞ。
松田:結構手間ですね。
古高:業種にもよるけど、副業は色々と大変だと思うわ。
松田:ですね。今度アドバイス求められたら「副業は大変だよ」って伝えます。
古高:それも返信ないやろな。