古高…こいのぼり会計事務所代表。広島愛が強い。
松田…同事務所の社員。古高は大学の先輩でもある。
松田:前回話した、動画編集の副業を始めた友達なんですけど。
古高:「前回」って言うなよ。松田が激浅アドバイスしかできなかったやつな。
松田:また相談されまして。
古高:懲りんな彼も。
松田:会社に副業がバレないようにしたいらしいです。
古高:で、なんて返答したん?
松田:「会社で副業の話はしない方がいいよ」って。
古高:また激浅!
松田:そして返信はないですね。
古高:同じ過ちを…。ちなみに、ちゃんと対策しないと副業はバレるぞ。住民税で。
松田:そっか、会社員は給料から住民税天引きか。それに前回「副業の所得は確定申告or住民税申告が必要」って言ってましたしね。
古高:前回って言うな。そこから自治体が住民税額を決定して会社に伝えるから、会社側はそこで副収入に気づくんよ。
松田:対策はないんですか?
古高:副業の確定申告時に「住民税に関する事項」の欄で住民税の徴収方法を選べるんやけど、「自分で納付(普通徴収)」にすると、副業の所得分の住民税は自分で納付できるから、バレる可能性は下がる。ただ、普通徴収が選べない自治体も場合もあるけどな。
松田:なるほど、確実ではないのか。
古高:だな。会社が副業禁止してるなら、結構リスクあるぞ。
松田:じゃあ「副業はあぶないよ」って言っときます。
古高:間違ってないけど、絶対返信ないと思うわ。