古高…こいのぼり会計事務所代表。広島愛が強い。
松田…同事務所の社員。古高は大学の先輩でもある。
松田:この前、秋葉原で免税店を見かけたんですけど、あれって僕も入っていいんですか?
古高:ダメではないけど、松田が行っても免税してくれんぞ。
松田:やっぱ無理か…。
古高:免税店はその国の「非居住者」を対象に、買い物に発生する税金を免除するシステムだからな。日本居住者の松田は免税対象にはならん。
松田:外国人が対象ってことですか?
古高:例外もあるけど、基本的には入国後6か月未満の外国人が対象だな。なので、松田がどうしても免税を受けたいのなら、海外や空港の免税店に行くしかない。
松田:そこだったら免税してくれるんですか?
古高:うん。街中にある免税店は基本的に「TAX FREE SHOP」といって、免除されるのは消費税のみだが、海外や空港の「DUTY FREE SHOP」という免税店は、消費税の他に酒税やたばこ税、関税も免除されるぞ。
松田:めっちゃお得じゃないですか。
古高:実際DUTY FREE SHOPだとかなり安いからな。
松田:古高さん、僕いいビジネス思いつきました。
古高:ちなみに日本に持ち込める免税品の商品代金の上限は20万円で、それを超えると普通に課税されるぞ。他にもタバコは200本までとか、量に関するルールもある。そもそも免税制度は転売を目的としたものじゃないからな。
松田:全てバレていたか…。