古高…こいのぼり会計事務所代表。広島愛が強い。
松田…同事務所の社員。古高は大学の先輩でもある。
古高:松田~、頼んでた収入印紙買ってきてくれた?
松田:ちょうどいい機会だから聞きたいんですけど、収入印紙ってなんなんですか? 言われるがまま貼ってますけど、あまり意味分かってなくて。
古高:確かに、言われないと仕組みは分からんかもな。収入印紙は課税文書にかかる印紙税や手数料を徴収するために、政府が発行している証票のことやな。
松田:課税文書…?
古高:例えば売買契約書とか業務委託契約書や、5万円以上の領収書とかだな。特定の契約書や領収書は印紙税の課税対象になってるんやけど、毎回を発行するたびに納税手続きしてたらめんどいやろ? そこで、郵便局やコンビニで収入印紙を買って、それを貼ることで印紙税の支払いを済ませるっていう手順よ。
松田:なるほど、納税なんですねこれ。ワンチャン切手でもいけねえかなと思ってました。見た目似てるし。
古高:アホか。過怠税で3倍の金額を払うことになるぞ。
松田:あー、それはちゃんと「税金」っすね。
古高:ちなみに、課税文書は基本的に紙が対象だから、PDFとかのデータの契約書なら収入印紙は不要な点もポイントだな。
松田:大変勉強になりました。さすが古高さん。
古高:まあな。
松田:今後もご指導ご鞭撻よろしくお願いします!
古高:なるほど。収入印紙買ってくるの忘れたな?
松田:バレたか…。