古高…こいのぼり会計事務所代表。広島愛が強い。
松田…同事務所の社員。古高は大学の先輩でもある。


松田：ドラえもん見てて思ったんですけど、スネ夫の家に生まれてみたかったです。

古高：そんな感想持つやつおらんて。

松田：まあ骨川家じゃなくても、お金持ちの家に生まれたらどんな感じだったのかは興味ありますよ。お年玉とかめっちゃもらえそう。

古高：ちなみに、お年玉が高額すぎると贈与税が発生するぞ。（ただし、「社会通念上、常識的な範囲」なら課税されない。）

松田：え、お年玉って贈与税の対象なの？

古高：そうよ。まあ贈与税が発生するのは「1人が1年間に受け取った総額が110万超」の場合やから、一般の家庭だったら全く気にする必要はないけどな。

松田：お年玉総額110万超えは、さすがにお金持ちの家庭でもなさそうですね。

古高：でも、贈与税の対象はお年玉だけじゃないからな。同じ年に入学祝いや誕生日プレゼントが重なって110万を超えるケースは、お金持ちの家ならあり得るぞ。

松田：え、誕生日プレゼントも対象なの？

古高：そうよ。ゲーム機とかブランド品とか、経済価値があるものは対象になる。まあ現実的には国税に気付かれにくい部分なんやけど、制度上は申告義務があるから要注意やな。

松田：それって子供が申告するんですか？

古高：まあ親が代理でやることが多いな。

松田：なるほど。じゃあのび太はスネ夫にいじめられたら、国税局にチクるのがいいかもですね。

古高：国税局が出てくるドラえもん見たくねえわ。