
古高…こいのぼり会計事務所代表。広島愛が強い。
松田…同事務所の社員。古高は大学の先輩でもある。
(前回の続き)
松田:会社が赤字でも法人税が発生するなんてエグいですね。
古高:赤字or黒字と課税所得はまた別の話やからな。でも逆のパターンもあるぞ。
松田:逆…。「社会が赤字でも」ってこと!?
古高:漢字逆にすんな。「会社が黒字決算なのに法人税がかからない」ってことよ。
松田:不正の匂いがしますね。
古高:超合法だわ。税務上の赤字は「繰越欠損金」として翌年度以降に控除を受けることが出来るんよ。例えば前年が100万円の赤字所得→今年が50万円の黒字所得なら、今年の黒字50万円は前年の赤字で相殺されて、今年の法人税はかからない。しかもまだ繰越欠損金は50万円残ってるから、翌年以降の黒字所得でまた控除できる。
松田:赤字を丸々繰り越せるのはアツいですね。
古高:繰り越せる期間が10年までだったり、大企業だとルールが少し変わったりするけど、基本はこういう赤字繰越しの制度があるな。
松田:あ、裏技思いつきました。1年目に広告とか設備投資でめっちゃ赤字にして、2年目以降の黒字を繰越欠損金で相殺したら法人税かからないですよ!
古高:リスクはあるけど、実際にそういう戦略はあるぞ。もし10年間の収支が同じだとしたら、1年目の赤字が大きい方が法人税は安くなるからな。
松田:えっ本当にあるんだ。