こんにちは、こいのぼりの松田です。
「給料日」って、いい響きですね。
給料が出たらちょっとぜいたくができたり、家族の尊敬を勝ちえたり。
逆に給料日前には手元が寂しくなって、切り詰めてぎりぎりの生活を送る人もいるかもしれません。
サラリーマンの方やそのご家族にとって、給料日とはただ給料をもらえるというだけではなく、毎月の生活の流れまで決める大事な一日になっていますよね。
その給料日には、通帳や給与明細で手取り額を確認し、一喜一憂します。
家賃、生活費、保険料、その他固定費を引き算し、どれくらい余裕が持てるかを計算し、次の給料日までのイメージを作って。。。
ただ、これだけだと、「お金と仲よくなっている」とは言えません。
給料日にまずすべきことは、「その月の給与明細を理解すること」です。これは働かれている方だけではなく、ご家族にとっても大事なこと。
給与明細を理解するということは、自分を取り巻くお金の動きを知ること、つまり社会の中に存在する自分自身を知ることと同じ意味なのです。
では、どのように給与明細を見ればいいのか?
まずはお手元に給与明細をご用意ください。
会社ごとに体裁は異なっていますが、大まかには共通しているかと思います。
給与明細は一般的に、「勤怠」「支給」「控除」の3つのブロックによって構成されています。
「勤怠」・・・出勤日数、残業時間、有給日数など。
「支給」・・・会社から支払われる給料の総額。基本給に加えて、さまざまな手当が記載されている。
「控除」・・・給料から差し引かれるお金。社会保険料や税金など。
このブロックに従って見ていくことになりますが、まず忘れてはいけないのは、給与明細にも間違いが存在しうるということ。
多くの方の給与明細は会社の総務の方が作ったり、社長の奥さんが作ったり、社労士さんが作ったり、ということだと思いますが、結局作っているのは人間です。
人間はミスをするもの。給与明細に対しても、健全な疑いをもってチェックするという姿勢が大事です。
特に「支給」のブロックについては、残業代や資格手当などの加算分は間違いがあり得るところで、最悪の場合、残業代がまるまる加算されていない!なんてこともありえます。
前月と比べてどうか、立替経費の清算や、みなし残業代の超過分、インセンティブなど、きっちりチェックしましょう。
そして疑いがある部分、不明な部分は、ちゃんと給与担当者に確認すること。
私たちは私たちの知識、経験、そして何より大事な時間を労働として提供し、その正当な対価を得ているわけです。そこにこだわりを持つのは当然のことで、納得した上で働くことはとても大事なことです。
とはいえ、皆さんには皆さんの社会の泳ぎ方がありますよね。あまりに食い下がって不利益をこうむることがないように、ご注意ください。。。